VAMOS! conejo ~ no.2 ~
はる・はる・なつ。
季節がまた動いてますね。
日が長くなって、気持ちよい夕方。
展示会まで、あと20日切ってしまいました・・。
そんな私の今のリピートアルバム。
こんなに素敵なライナーノーツ。
色合いも、線もすてき。
これぞシティーポップ。のためのライナーノーツ。
わたしのなかでは。
ある日の昼下がり、
知り合いのお店のママさんと、塩大福話に花を咲かせてた時、
あるタイミングで松任谷由実さんのお話しになって、
ふっとお店のレコードの山から出して、かけて下さったのが、
このアルバム。
” PEARL PIERCE ”
ちょうど日曜美術館の安西水丸さんの特集で見た直後で、
実物が見たいよーと、思っていたとこだっただけに、
すごい感動してしまい・・・
『こういうのは、やっぱり大きなので見ないとねー。』
と言われて、ライナーノーツを見ながらのアルバム鑑賞会開始。
写真は、CDのだから残念ながら小さいけど・・
レコードサイズで見る機会があったら、ぜひ。
レコードの中心のとこも、最高にすてきです。
プレイヤーの上でクルクル回るかき氷。
水丸さんのイラストの、
暖かいながらもどこかひやっとしたラインや色彩が、
このアルバムのなかに歌われている
たぶん都会のどこかで生活しているおんなのひと達の
イメージと重なってここちよいんです。
こんなにじっくり松任谷由実さんの音楽をライナーノーツを見ながら
歌詞追いながら聴いたことなかったけど、
とてもすてきで美しいアルバム。
ここからどっぷり松任谷さんモード。
そんな私に追い討ちをかけるように、ママさん、店の本棚から
すてきな松任谷さん本をチョイスして下さった。
読んでいくと益々興味が湧いてくる。
もう40年も第一線で音楽活動している松任谷さんのことば、すごい。
音楽に対する考え、歌詞やアルバムを作る時のこと、
歌詞の世界観作り、製作や音楽活動への苦悩、
ポップスを歌っていることへのプライド。
もののあわれについて歌いたいんだって、
気付いたの・・っていうことば。
どれも目から鱗。
これ、音楽を作っている人は勿論のこと、
何かしら製作活動をしている人でもだれでも、
いろいろ得る物がある気がする。
突き抜けた活動の裏には、いろんなものがあって、
第一線にいる人の凄みを感じるし、
ただの良い人だけでは得られない物があるのだなーと。
ファッションやライブにまつわるこだわりもさすが。
バブル前夜の松任谷由実さんに夢中・・な、夜。
製作しながら一緒に歌い、製作に疲れたら本読んで鼓舞。
VAMOS ! conejoはつづきます。