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帽子の名称・形について



帽子の名称

帽子の形










 



 

素材について



帽子は、洋服のように布地を使ってパターンから作る方法、帽子用の帽体と呼ばれる素材を使って木型やチップ(*1)に盛り込んで作る方法、そして、ブレードと呼ばれるひも状の素材を専用のミシンを使って、ぐるぐると縫い上げていく方法が、主にあります。 

帽体
冬物は、ファーフェルト(ウサギの毛を使用)、ウールフェルト(羊の毛を使用)などがあります。
ファーフェルトには、表面の仕上がりによって、プレーン(スムースな仕上げ)、ベロア(ベルベット調のなめらかな仕上げ)やビーバー(毛足が長い仕上げ)など、様々な質感のものがあります。
そして、夏物は自然素材を手で編んだものが多く、ラフィアやシゾールなどのカジュアルなものから、高級な素材としてはブンタルがあり、今では貴重なものとなっております。また、夏の定番、パナマ素材も日常に被りやすいものから、細かく編まれたソフトな仕上がりの最高級の物まで様々です。


*1 チップ
スパットリー(経木を編んだ特殊な素材)で、形を作り、それにバルドチップ(石膏のようなもの)を塗って、固めて作る帽子の型。


ブレード
主に夏物のモットル素材(麦素材)と麻素材をひも状に編んだものがあります。ほかにも、ケミカル素材や冬のウール素材など特殊なものもあります。

 


 

頭のサイズの測り方と似合うバランスについて。



なかなか似合う帽子が見つからないというお話を、良くお聞きします。
そんな時は、まずご自分に似合う帽子がどんなタイプなのか知るために様々な形の帽子をいろいろと実際に試着してみて下さい。
そして、試着されるときに、最低限ご存知だと便利なことは、ご自分の頭のサイズと帽子のバランスについてです。    

頭周りのサイズ(ヘッドサイズ)の測り方
まず、額のはえぎわと眉毛の間の真ん中辺りにメジャーをあて、耳の少し上を通り、後頭部の一番でっぱった辺りを通ってぐるっと一周ぴったりと測ります。この時、指一本分くらいのゆるみを入れたサイズも、測っておくと良いでしょう。
また、髪型の変化でサイズが1cm前後変わることもあるので、パーマをかけたり、ショートヘアーになさった時などは、再度、測ることをおすすめします。


一般的には、ヘッドサイズは57.5~58.5cm位の方が多くいらっしゃいますが、小さい方だと54cm位や、大きめな方だと60cm位までと、ひとそれぞれサイズは違ってきますので、ご自分のサイズを知ることは被りやすい帽子を探す第一歩と言えます。
ちなみに、conejoの帽子は、58~58.5cmくらいでお作りしているものが多いので、比較的どなたにも被りやすくなっております。

帽子のバランス
ご自分のサイズが分かったら、次は帽子を被ったときのバランスがご自分と合っているかを確認して下さい。置いてある時と被った時では、まるで印象が変わることがありますので、これはお洋服と一緒ですね。


①まず、帽子を真っすぐ平らに深く被り、お顔とのバランスを確認して下さい。浅く被ったり、後ろ下がりに斜めに被ったりしないで、真っすぐ被ることが大切です。そして、この時、クラウンがご自分のお顔の幅よりも少し大きめなものがおすすめです。少し小顔に見えて、バランスが良くなります。


②次は、ご自分のお顔や全身のバランスに合っているかをチェックして下さい。この時に、帽子の被り方の角度を変えたり、ブリムの上げ方を色々と試してみて、お似合いの被り方を探して下さい。

上記は、あくまでも一般的なことですので、デザインや用途によって、ひとそれぞれお似合いになるものは変わって参ります。まずは、たくさんの帽子をご覧になってお試し下さい、被りやすい素敵な帽子に出会えるはずです。

 


 

お手入れについて



基本的に、洗濯は出来ません。洗濯すると縮んでしまったり、形が崩れる原因になります。ですので、日頃から少しずつケアをしておいて頂くと、長く被って頂けます。

お手入れ方法
・被ったあと、洋服用のブラシで全体のほこりをとる。
・汗をかいた時は、かたく絞ったタオルなどで、サイズリボンの汚れを叩くようにしてとる。
・そのあとは、風通しの良いところに陰干しする。

帽子は、水に弱い場合が多いので、必ずかたく絞って下さい。また、汚れは叩くようにとって下さい。擦ってしまうと汚れが広がったり、生地を傷める原因になります。