現在・過去・みら〜い

来月の展示会まで、もう後一ヶ月ちょっと・・。

あー恐ろしい。

と思いつつ、古着屋さんに行きました。

古着って、人によって本当に着るひと着ないひと分かれますね。

私も、十代の頃はたまに買ってたけど、

途中買わなくなって、またここ何年かで、買うようになりました。

たぶん、また昔のように古着の楽しさを感じさせてくれるお店が

自分のまわりに増えたからかもしれません。

でも、ふと・・私がいま作っているconejoの帽子達が

数十年後にどこかの国の古着屋さんで売られてたら・・

って思うと面白いな、ちょっと嬉しいな、

なんて想像してみました。

誰かがどこかで着ていたものを、今度は自分が買って、

自分のクローゼットにしまって、

大好きなもの観に行く時に着たりするのって、

凄いことですね。

そう思っていたら、

私の好きな平等院に行った時のことをおもいだして、

あそこに行くと、って一回しか行ったことないですが、

何だか歴史ってつながっているなって、実感するんです。

江戸時代の人も私と同じ場所に立ってこの風景見てたのか・・

とか、物見遊山で立ち寄ったのかな・・とか。

イギリス人は、着る物も住む家も使う道具も

古い物に価値を見るそうですが、

高級なアンティークとかじゃなくても、

いつかのどこかのフツーの人達の暮らしのなかにあった物を

今、自分が手にしてるってほんと面白い。

私が手放したら、また次の誰かが手にするんでしょうか。

ふと、ファッションは工夫することが面白くて、好きで、

楽しくて、

こんな着方やこんな色合わせどうかななんて思いながら、

鏡の前で色々試す。

じつはその時がいちばん楽しくて、

出掛けて、誰かに褒められたらもっと楽しくなったりして。

conejoの帽子も、特別な時というだけじゃなく、

本当に日常のいつもの生活のなかで、

この服に合わせて帽子を被って、おでかけしよう。

って、思ってもらえたらなって、思いながら毎シーズン

デザインして、製作しています。

大好きな音楽をいつでも聴いていたいように、

帽子を被っておでかけすることを楽しんでもらえたら。

とか思いながら、細々製作しております!

どうぞ皆様展示会に遊びにいらして下さい。

そして、帽子を被りながら

あれこれお洋服の組み合わせを考えたり、

大好きな場所や人やライブに行くこととか想像してみて下さい。