街に出ると。

脳に栄養が足りてない気がして、久しぶりに表参道へ。

ユトレヒトへ行きました。

あのビル、良い。

店内に入ると、大きなベランダに沢山の鳥が集ってて、

かわいい声で鳴いてました。

鳥って、本当にいろんな鳴き方するからおもしろい。

最近は、蝉に押され気味。

 

何冊か気になる小冊子を購入。

 

その中の一冊が、ドイツで作られているもの。

毎回、ひとつのブランドを特集しているそうです。

そのブランドのイメージによって、冊子のデザインが違ってます。

私は、” BLESS “を特集した号を買いました。

 


ずっと、イギリスのブランドだと思い込んでいたBLESS。

ベルリンのブランドだった。

インタビューは、ふつうの雑誌と違って、相互の質問になってたりして

おもしろいのですが、これもまたBLESSなのかも。

自分達の考えていることを形にして人に提供する。

アバンギャルドなようで、ものすごく生活が反映されている。

このインタビューを読んで、なんだか納得。

ショーは、

友人達が来て部屋でくつろいだりしてるものを見せたりしてる。

一見すると現代美術みたいだけど、

二人のデザイナーの生活感が表わされているようで、

とても身近に感じます。

 

大きな企業が席巻する世界。

ファッション業界も同じです。

世界規模のブランドは、ほぼどこかの傘下だし。

それが功を奏する事もあるけど。

CHANELみたいにオートクチュールの工房を守っていくことが

出来るのはやっぱり莫大な資産があるからで。

 

でも、小規模でこつこつと自分のイメージを形にしているブランドは、

やっぱり魅力があります。

自分達が飽きない事が重要だと言っていた、BLESSのインタビュー。

凄く納得いきました。

自分がワクワクしながら、作り続けられないとだめだなと、

考えさせられました。

 

ふと考えれば、ココ・シャネルも

あたらしい女性像を、洋服で表現した女性。

彼女もまた、

人生や生活が反映されたデザインをしていたんですね。

 

そういえば、このインタビューでおもしろかったのは

『 そのBLESS取ってくれる? 』と言えば通じるような

プロダクトを作りたいと言っていたこと。

ただのファッションブランドにあらず。