バックトゥーザ・90′s して、想うこと。

ごきげんよう。

懐かしい挨拶です。

私達の場合、ごきげんよう!

だったけど。

この夏、なんだか、90年代を彷彿させるヒト・モノ・コトに

気付けば、触れる機会が多かったように思います。

何かを懐かしむって言うよりは、そうそうこの感じよねーって、

感覚的に感じる感じ。

それが、まさに90年代だったように思います。

バブルの浮かれた気分がちょこっと残りつつも、

何となく不穏な気分もあったり。

だからこそなのか、より個人が何かを独自に始めて、

それが、インターネットもまだそれほど普及していない時代に、

海を越えて交流してた。

NY⇔東京、ベルリン⇔Tokyo、etc・・・。

日本の先鋭的なバンドやテクノの方々が、

海外レーベルからデビューしたり。

プロデュースしてもらったり。

やっぱり、マネーのある時代だったんですね。

そう思うと、この夏、90年代的発想のある方々と言うか、

その頃から活躍している方のお話を伺って、

やはりものの考え方の大きさにびっくりしました。

最近の普通な感じというか等身大と言う感じ、

とは違う感じ。

私には、なかなか付いて行けませんが・・。

どっこい生きてるんだな、こういう大きいものの考え方。

それはそれで新鮮で、良い感じです。

80~90年代とコンセプトがはっきりした作り込まれた世界観、

そう言うのに飽きてきた時、満腹になっていた時、

ナチュラルとか自然な感じとか、日常的とか等身大とか、

それと共にネットが広がって、より普通が格好良い時代になった。

何気ない日常とかの写真が、格好良くみえたし新鮮だった。

お料理の本とかも、おもてなし料理より簡単に作れる献立やお菓子が

中心になったり。

小さい頃夢中になった料理天国や世界の料理ショーみたいな小粋な番組は

もうないし。

テリーヌに憧れて、お誕生日に食べさせてもらったな。

出演者が、一張羅を着て、ちゃんとテーブルセッティングした机に

向かって食べることも減った。

雑誌の写真も日常を切り取ったものが、中心になって、

スタイリストさんやヘアメイクさん、カメラマンさんが作り出す

日常から逸脱した独特な世界観を観ることも少なくなった。

彼らの提案する、新しい服の着方にワクワクして、

雑誌を見てたもの。

ファッションは、やっぱり工夫するってことが楽しいのだ!

って、バカボンみたいに想う今日この頃です。

シンプルな着こなしの中にも、ちょっと自分だけの工夫があったり

こだわりがあったり、ウィットがあったり。

そんな帽子が作りたいなー。

この夏、90′sに戻ったような体験をして、

色々考えました。

ものづくりについて、表現することについて、デザインすること

について。

つづく。