いっちまったよ。
新年だけど、昨年は大きな星がふたつ、
いっちまった。
ひとつは、私の帽子作りの大師匠である平田暁夫先生。
もうひとりは、独立後に知り合って、親切にして下さったルミさん。
どちらの方もあこがれで、素敵な方でした。
私の帽子作りは、先生の教室に通って、
その後、本当に運良く会社に入れて、
たくさんの帽子やアトリエの方々の技術や先生の感性に触れられたこと、
こればかりは、一朝一夕じゃ得られないし、
予定して触れられるものじゃない。
帽子がこんなに自由で、且つ、被りやすさの追求があるものだなんて、
先生の帽子作りに出会わなければ知り得なかったこと。
いつまでも憧れながら、
いつまでも帽子を作っていけたらうれしいなと思います。
程遠いいどころか、背中さえも追えそうにはないですが。
一年の計ってやつですね。
ルミさんは、阿佐ヶ谷でバーをしてらして、家から遠いいから
頻繁には行けなかったけど、
あるきっかけで、
展示会場として数回貸して下さった。
音楽がお好きで、とてもおしゃれで、雰囲気もおしゃべりも素敵な方。
バーでは、ライブも頻繁に行われてて、
今もお店は続いているし、ライブも行われてます。
ルミさんのバーで観るライブは、
なんか同じ人達でもいつもより1.5倍くらい
良い演奏に思えちゃってました。
あの空間が、そうさせていたんでしょうか。
だから、あの、あこがれの場所で、
conejoの帽子を、一日だけでも展示させて頂けることが
毎シーズン楽しみだし嬉しかった。阿佐ヶ谷まで荷物背負って。
いつも、帽子だけでは場所が埋らないし、面白くないから、
三軒茶屋のTROPEさんにも無理言って商品を出してもらったりして、
一日だけのマーケットみたいにして。
お客さんが来ないと、ルミさん達がお買い物して下さったり。
気を使わせちゃってました。
帽子の写真のモデルもして下さったり。
凄く親しいわけじゃないのに、本当に親切な方で、
独り立ちの今だよちよちなconejoにこころづかいしてくださった。
バーに集まっている方みなさんをとても大切にしてらしたと思うし、
そこからたくさんのものが生まれたんだと思います。
どちらのかたも、お会い出来てよかったって思える大先輩。
たくさんの素敵なものを残していってくださった。
感謝ばかりですが、哀悼を込めて。
そして、また新しい年に向けて、もう少し前に進めるように。